岩崎林業が運営する「フォレストリー・ラボ」初級コースにて、「チェーンソーによる伐木等の業務に係る特別教育」2日目を開催いたしました。
1日目は、チェーンソーの基本的な取扱いや操作、玉切りなどの実技を中心に、安全に作業するための基本を学びました。
2日目は、チェーンソーの点検・整備に関する実技教育と、ソーチェンや伐木作業に関する学科教育を行いました。
チェーンソーを安全に使用するためには、操作方法だけでなく、ソーチェンの特徴や正しい目立て、伐木作業における基本的な考え方を理解することも重要です。
■ 実技教育:チェーンソーの点検および日常整備
午前中は、実際のチェーンソーを使用して、点検および日常的な整備について学びました。
山林で使用するチェーンソーは、作業者の安全を守るためにも、常に適切な状態に保つことが大切です。
講習では、実際に工具を使いながらチェーンソーの各部を確認し、日常の作業前後に行う点検・整備の基本を学びました。
特に、ソーチェンやガイドバーなど、切断作業に直接関わる部分について確認し、適切な状態でチェーンソーを使用することの重要性を学びました。
● ソーチェンとガイドバーの点検
チェーンソーの性能を十分に発揮するためには、ソーチェンの状態を適切に保つことが重要です。
ソーチェンの張り具合や状態を確認するとともに、ガイドバーについても清掃や状態の確認を行いました。
日々の作業の中でソーチェンは摩耗していくため、「切れなくなったら対応する」のではなく、日常的に状態を確認することが安全で効率的な作業につながります。
受講生の皆さんも、実際にチェーンソーを手に取り、一つひとつの部品を確認しながら整備の手順を学びました。
■ 学科教育①:チェーンソーに関する知識
ソーチェンの種類と目立てを学ぶ
学科では、ソーチェンに関する知識を中心に学びました。
チェーンソーに取り付けられているソーチェンには、用途やチェーンソーの仕様などに応じてさまざまな種類があります。
講習では、ソーチェンの種類や特徴について学び、それぞれの違いを理解しました。
また、チェーンソーを安全かつ効率的に使用するために欠かせない、ソーチェンの「目立て」についての知識も学びました。
● ソーチェンの種類を知る
ソーチェンには、それぞれ特徴があります。
チェーンソーの用途や使用する機械に適したソーチェンを選ぶためには、ソーチェンの種類や構造を理解しておくことが大切です。
講習では、ソーチェンの種類を確認しながら、それぞれの特徴や使い分けについて学びました。
● 「目立て」の基本を学ぶ
チェーンソーを使った作業では、ソーチェンの切れ味が作業効率や作業者の負担にも大きく関係します。
そのため、ソーチェンを適切な状態に保つための目立ては、チェーンソー作業に欠かせない基本技術です。
講習では、目立てを行う際に知っておきたい基本的な考え方や、刃の状態を確認するポイントなどについて学びました。
単に「刃を研ぐ」のではなく、ソーチェンの種類や刃の形状を理解したうえで、適切に目立てを行うことが重要です。
日々の作業でチェーンソーを使い続けるためには、機械の点検・整備だけでなく、ソーチェンを良好な状態に保つための知識も欠かせません。
■ 学科教育②:伐木作業に関する知識
続いて、伐木作業に関する知識について学びました。
伐木作業では、チェーンソーの操作技術だけではなく、伐倒する木の状態や周囲の環境を確認し、安全な作業方法を判断することが重要です。
● 伐倒方向を考える
木を伐倒するときには、木の傾きや枝の張り方、周囲の立木、地形など、さまざまな条件を確認する必要があります。
それらを踏まえて、どの方向に伐倒するのかを考えることが安全な伐木作業の基本となります。
● 受け口・追い口について学ぶ
講習では、伐倒方向をコントロールするために重要となる、受け口と追い口についても学びました。
受け口は伐倒方向を決めるための重要な切り込みであり、追い口と合わせて木を安全に伐倒するための基本的な技術です。
それぞれの役割や作り方について学び、伐木作業の基本的な考え方を確認しました。
● 周囲の安全確認と退避
伐木作業では、伐倒する木だけを見るのではなく、周囲の状況を確認することが重要です。
作業区域内に人がいないか、伐倒方向に障害物がないか、周囲の立木や地形に危険がないかなどを確認します。
また、伐倒する際には、木が倒れる方向や動きを考え、あらかじめ安全な退避場所を確保しておくことも大切です。
伐倒を始める前に「どこへ退避するか」を考えておく。
こうした事前の危険予測が、安全な伐木作業につながります。
■ 「なぜこの手順なのか」を理解する
今回の2日目では、チェーンソーの点検・整備に加えて、ソーチェンの種類や目立てに関する知識、そして伐木作業に関する知識を学びました。
チェーンソー作業では、ただ機械を操作するだけではなく、
「どのようなソーチェンを使うのか」
「ソーチェンをどのような状態に保つのか」
「なぜ目立てが必要なのか」
「木をどのように安全に伐倒するのか」
を理解することが重要です。
実技では実際にチェーンソーの点検・整備を行い、学科ではソーチェンの種類や目立て、伐木作業について学ぶ。
「実際にやってみる」ことと「なぜそうするのかを知る」こと。
この両方を組み合わせることで、林業現場で安全にチェーンソーを使用するための基礎を身につけていきます。
■ フォレストリー・ラボでは、現場につながる学びを
フォレストリー・ラボでは、林業に必要となる知識や技術を、実際の現場を意識しながら学べる講習を行っています。
今回の特別教育でも、チェーンソーの点検・整備から、ソーチェンの種類や目立て、伐木作業の基本まで、実技と学科の両面から学びました。
安全な林業作業は、一つひとつの基本の積み重ねから始まります。
これからもフォレストリー・ラボでは、実技と学科の両面から、林業現場で役立つ「安全に作業するための知識と技術」を学ぶ機会をつくっていきます。
フォレストリー・ラボ初級
「チェーンソーによる伐木等の業務に係る特別教育」
1日目:チェーンソーの基本操作・玉切りなどの実技
2日目:チェーンソーの点検・整備、ソーチェンの種類・目立て、伐木作業に関する知識
今回の講習に参加された皆さん、お疲れさまでした!
次回のラボ初級は10月18日です。
フォレストリー・ラボは、あなたにぴったりのチェンソーや刈り払い機の選び方から始めて、使い方やメンテナンス方法、安全な取り扱い方法、効果的な作業手順など、必要な知識と技術を一から丁寧に教えます。特に、危険性のある作業だからこそ、安全で確実な技術を身につけることを重視しています。
初めてチェンソーや刈り払い機を使う女性の方でも、安心して木の切断作業を行えるよう、分かりやすく丁寧にサポートいたします。あなたのニーズや目標に合わせたカスタマイズされた指導を通じて、自信を持って作業に取り組むことができるようお手伝いいたします。
また、フォレストリー・ラボでは、伐木などの業務特別教育と刈り払い機の取り扱い安全衛生教育も提供しており、これらの教育を修了された方には修了証をお渡ししています。この学んだ知識や技術は、本業としても、副業としても有効に活用できます。
さらに、基本技術から応用へ中級者のための超実践的林業実践講座として、「フォレストリー・ラボ 中級」では初級で得た知識と技術を応用し、さらに難しい技術を実践していきます。チェンソーのキャブレターの分解・清掃、昇柱器と使った木登り、大径木の伐木など本業として使える技術を習得できます。また、里山資源を活用できるように軽トラックが入れる幅の作業道開設の基本をお教えします。
また、フォレストリー・ラボ 中級の中で小型車両系建設機械の安全衛生教育行い、受講された方には修了書をお渡ししますのでここで学んでいたことを本業としても副業としても活用していただけます。
見学したい方は、お気軽にお問い合わせください。








