
丸太七輪は、キャンプや災害時に役立つ、野外での調理、暖房、照明に使えるアイテムです。
日本各地で、山林を守るために間伐や間伐材の利用が推進されていますが、切り出された木材の多くは利用されず、山に残されたままになっています。一方で、災害時には電気やガスの供給が止まるリスクがあり、熱源を失うと食事や暖房にも困るため、防災面での心配が大きくなります。これらの問題を解決するために、丸太コンロが注目されています。丸太コンロは、木材を備蓄して災害時の熱源として使える道具です。丸太七輪も同様に、これらの課題を解決するために開発されました。
従来の技術では、芯の部分をホールソーなどでくり抜く必要があり、加工場への運搬や電動ノコギリやドリルといった追加の道具も必要でした。しかし、チェーンソーだけで作れるため、伐採現場で直接加工ができ、余分な運搬や道具がいりません。
丸太七輪は、間伐材などを材料にしていますが、特に松くい虫の被害を受けたマツを使うとより効果的です。被害を受けた木は水分が少なく、松ヤニを多く含むため、火力が強く、熱源としてとても役立ちます。松くい虫の被害は日本各地で見られ、対策が進められていますが、伐採後の利用方法はまだ確立されていません。この発明によって、松くい虫被害木の利用が進むことで、日本の里山の約30%を占めるアカマツ林の再生にも貢献できるかもしれません。また、間伐材や枯れ木の活用により、里山の荒廃という問題を解決することができます。
地震などの災害時にも、少量の燃料で簡単に着火でき、一度火がつくと自ら燃え続ける特徴があります。

構造は上部にくぼみがあり、くぼみから側面に向かって斜め上向きに空気を通す穴が空けられています。
この穴(空気孔)は、丸太の側面から上のくぼみに向かって斜め上方に開通しており、空気が入りやすくなって、火が安定して燃える仕組みです。
従来の木製コンロとは異なり、空気孔を斜め上向きに設けています。これにより、下から空気が流れ込み、自然に上昇気流が生まれて燃焼を助ける効果が得られます。
空気孔を複数(4方向)配置することで、風向きを気にせず設置できるため、災害時やレジャーでの使用時に動かす必要がありません。また、空気孔を塞ぐことで火力の調節も簡単にできます。
使用後に消火する際、この丸太を上下逆さまに置き、全体と空気孔に水をかけると簡単に鎮火できます。通常の炭火では水をかけると灰が舞いやすいですが、従来の木製コンロも上下が貫通しているため、消火時に灰が多く飛散してしまいます。しかし、この発明では上下を逆にすることで、空気孔だけが外気に触れるようになり、灰が舞う量が少なく抑えられ、従来の七輪やレジャー用コンロよりも消火がしやすくなっています。

使わない時は、底面を上にして設置し、装飾品を飾ったり、サイドテーブルとしても活用できます。

使用後は土を加えてプランターとして利用したり、アイデアに応じて様々な用途で活用することができます。

