Mさんのお宅に隣接するナラの木の葉が冬になると屋根に落ちて雨どいを詰まらせてお困りということで、枝落としのご依頼をいただきました
枝の下には電線や電話線があり、切断の恐れがあるため「吊るし切り」も行いました
枝落とし作業をしてくれたのは一昨年「フォレストリー・ラボ初級」を受講し、去年から今年にかけて「フォレストリー・ラボ中級」を受講されている
Tさんです
フォレストリー・ラボでは、あなたにぴったりのチェンソーや刈り払い機の選び方から始めて、使い方やメンテナンス方法、安全な取り扱い方法、効果的な作業手順など、必要な知識と技術を一から丁寧に教えます。特に、危険性のある作業だからこそ、安全で確実な技術を身につけることを重視しています
初めてチェンソーや刈り払い機を使う女性の方でも、安心して木の切断作業を行えるよう、分かりやすく丁寧にサポートいたします。あなたのニーズや目標に合わせたカスタマイズされた指導を通じて、自信を持って作業に取り組むことができるようお手伝いいたします
また、フォレストリー・ラボでは、伐木などの業務特別教育と刈り払い機の取り扱い安全衛生教育も提供しており、これらの教育を修了された方には修了証をお渡ししています。この学んだ知識や技術は、本業としても、副業としても有効に活用できます。
昨年の6月にカリキュラム、5.自分に合った道具の選び方 何がしたいのかで道具が変わる 6.手工具の扱い方 安全な鉈、手鋸などの扱い方を行った動画です
当日は20ccから70ccのエンジンチェーンソーとバッテリーチェーンソーを使い分ける用途について説明し、試し切りも行いました。受講生が今後主にどのような作業を行うかに応じて、チェーンソーを購入する目安を提供しました。
例えば、薪ストーブの薪を作るのが中心になるのであれば、それほど燃料も必要とせず、音も静かバッテリーチェーンソーが適しています
バッテリーチェンソーは、電池を使って動くチェンソーのことです。通常のチェンソーと違って、エンジン音が静かで、メンテナンスがしやすくなっています。性能が向上し、長時間使えるようになっています。
バッテリーチェンソーは、14.4Vから36Vまでのいくつかのタイプがあります。36Vのモデルでは、一度充電すれば、エンジン式チェンソーを満タンにした時とほぼ同じくらいの時間作業できます(ただし、メーカーやモデルによって異なります)。
バッテリーの充電時間も短く、予備のバッテリーを用意しておけば、作業中にバッテリーが切れてしまう心配もありません。
40ccクラスのエンジン式チェンソーと同じくらいの力を持つモデルもあります。異なるモデルによって出力には大きな違いがありますので、園芸やDIYから本格的な枝切りや木の伐採まで、目的に合ったバッテリーチェンソーを選ぶことができます。
また、バッテリーチェーンソーはスイッチ一つでソーチェンが回転するするので、エンジンチェーンソー場合のようにスターターロープをひかなくてもよいので、女性でも簡単に始動することも可能です
フォレストリー・ラボ初級クラス カリキュラム(1講座0.5日で行います)
*順番通り行われない場合がございます
- 刈り払い機取り扱い安全衛生教育 (学科教育)刈り払い機に関する知識・刈り払い機を使用する作業に関する知識・刈り払い機の点検及び整備に関する知識・関係法令
- 刈り払い機取り扱い安全衛生教育 (学科教育)振動障害及びその予防に関する知識 (実技教育)刈り払い機の作業等
- 刈り払い機の整備 刈り払い機の清掃・管理・簡単なメンテナンス
- 刈り払い機での作業 草刈り編
- 自分に合った道具の選び方 何がしたいのかで道具が変わる
- 手工具の扱い方 安全な鉈、手鋸などの扱い方
刈り払い機の目立て 刈り払い機の用途別刃の種類、目立ての仕方
- 刈り払い機での作業 山林除伐編
- 伐木等業務特別教育① (実技教育)伐木等の方法1
- 伐木等業務特別教育② (学科教育)伐木等作業に関する知識1
- 伐木等業務特別教育③ (実技教育)伐木等の方法2・(実技教育)チェンソーの操作1
- 伐木等業務特別教育④ (学科教育)伐木等作業に関する知識2・チェンソーに関する知識
- 伐木等業務特別教育⑤ (実技教育)チェンソーの操作2・チェンソーの点検及び整備
- 伐木等業務特別教育⑥ (学科教育)・振動障害及びその予防に関する知識・関係法令
- チェンソーの整備 チェンソーの清掃・管理・簡単なメンテナンス
- チェンソーの目立て ソーチェンの種類、目立ての注意点
- ロープワーク 伐倒、集材で使われるロープワーク
- 立木の選定 劣勢木や間伐しなければいけない木の選定
- 立木の伐倒の仕方① 伐倒の基本
- 立木の伐倒の仕方② 伐倒後の伐根が教えてくれる
- かかり木処理の仕方 木回し器や牽引器などを使用して安全に処理する
- クサビを使用した伐木 くさびを使用して重心を起こす伐木方法
- 枝払い・玉切り作業・採材の仕方 安全な枝払い・玉切り作業・採材するときの注意点
- チェンソーワーク 突っ込み切り、ブラッシングなどのやり方、丸太七輪作り
フォレストリー・ラボ初級は、森林整備について何もわからない状態から、正しい知識と技術を身につけていただき、森林整備の入り口に立っていただくまでのお手伝いをコンセプトにしています
さらに、基本技術から応用へ中級者のための超実践的林業実践講座として、「フォレストリー・ラボ 中級」では初級で得た知識と技術を応用し、さらに難しい技術を実践していきます。チェンソーのキャブレターの分解・清掃、昇柱器と使った木登り、大径木の伐木など本業として使える技術を習得できます。また、里山資源を活用できるように軽トラックが入れる幅の作業道開設の基本をお教えします。
また、フォレストリー・ラボ 中級の中で小型車両系建設機械の安全衛生教育行い、受講された方には修了書をお渡ししますのでここで学んでいたことを本業としても副業としても活用していただけます
動画は昨年の8月に行われたカリキュラム4.編重心や木の個性に応じた伐倒方法 追いづる切り・追い口からの伐倒の仕方の様子です
偏心木を伐木するとき、「追いづる切り」という技術を使う場合があります
追いづる切りは、傾いた木や裂けやすい木を安全に伐倒する方法です。手順は以下の通りです:
- 受け口を切る: まず、木の傾いた方向と反対の側から切り込みを入れます。
- 追い口を切る: 受け口と反対側の幹を切らず、チェーンソーを水平に深く入れます。これにより、追いづるとして木の一部を残します。
- 水平切りを行いながら、追いづるとして残した幹を見つけます。
- これにより、木が安定して倒れ、作業者の安全が確保されます。
追いづる切りの最大のメリットは次の通りです:
- 後ろづるがあるため、木が倒れる心配がない。
- これにより、追い口をつくる際に精神的に余裕を持つことができる。
- 前側のツルを確実に形成することができる。
- 最後に一番後ろだけを切り離せば良いため、迅速に安全な位置に退避できる。
結果として、追いづる切りは正確で安全な伐倒がしやすくなります。
「追い口切り」では、追い口を入れるときは受け口の真後ろから始めます。しかし、会合線との距離が大きいため、最初に高さを正確に決めて平行に切り進まないと、追い口の高さがずれる可能性があります。
一方、「追いづる切り」では、追い口を真後ろからではなく途中から突っ込み切りを行います。これにより、高さを確認しやすくなり、もし高さがずれていれば、ガイドバーを抜いて突っ込み切りをやり直すことができます。
そのため、「追いづる切り」では追い口の高さを正確に決めやすくなります。
フォレストリー・ラボ中級クラス カリキュラム
*より実践的な内容になるため、内容に合わせたカリキュラムになる場合がございます
*順番通り行われない場合がございます
1.刈り払い機の分解・整備 刈り払い機を分解して、整備する
2.チェンソーの分解・・整備 チェンソーを分解して、整備する
3. 木登りはしご、昇柱器の使い方 木登りはしご・昇柱器を使っての木の登り方
4.編重心や木の個性に応じた伐倒方法 追いづる切り・追い口からの伐倒の仕方
5.大径木の伐木 大径木を確実に倒す技術
6.チェンソーミルによる製材 チェンソーミルを使用した板の製材の仕方・チェンソーミルを使用した木材でのモノづくりの仕方
7.作業道の選定とドラグシャベルの操作 立地条件による作業道選定の仕方・ドラグシャベルの操作の基本、重機の点検、注意点
8.作業道開設の基本技術 半切り半盛り技術
9.天地返し 支障木の伐根をガードレールにする技術
10.木組み工法 のり面が高いときの技術
11.小型車両系建設機械特別教育(学科教育)・走行に関する装置の構造及び取扱い方3時間・作業に関する装置の構造、取扱い及び作業方法2時間・運転に必要な一般的事項1時間
12.小型車両系建設機械特別教育(実技教育)走行の操作4時間・作業のための装置の操作2時間
フォレストリー・ラボ中級では、森林整備を安全に作業する知識と技術を身に着けていただき、整備した森林資源を可能な限り活用することをコンセプトにしています
そして、それらの知識と技術を実践していただき、Tさんのような森林整備をするプレーヤーが生まれ、自分のフィールドで活躍すれば
全国で里山荒廃などの問題になっている森林整備が行われることにより、社会貢献にもつながります
岩崎林業は、森林や山の所有者と一緒になって、里山の整備をしています。私たちは、荒れた里山を美しい風景に変え、子供たちや将来の世代に残すことを大切にしています。
私たちはその地域特有の田園風景を守りながら、豊かな生物多様性を持つ里山の整備を実現し、さらなる里山保全活動と森林に関する交流人口の増加に努めていきます。
