「オープンフェースノッチ・オリエンテーションカット・ボアカットを組み合わせた安全な伐木方法」


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2月15日にフォレストリー・ラボ初級が開催されました。

この日のラボの内容は、オープンフェースノッチ・オリエンテーションカット・ボアカットを組み合わせた伐木方法をお教えしました。

オープンフェースノッチ・オリエンテーションカット・ボアカットを組み合わせた伐木方法の特徴

この方法は、
「方向を決める → 方向を確実にする → ツルを正確に管理する」
という流れで行う、精度と安全性を重視した伐木方法です。

この方法の最大の特徴は、「勘で倒す」のではなく、工程ごとに方向とツルを管理しながら倒す点にあります。

精度が高く、安全性に優れた伐木方法です。

① 伐倒方向の精度が高い

  • オープンフェースノッチ で倒れる通り道を大きく確保する
  • オリエンテーションカット でその方向を物理的に強化する

この2工程により、
伐倒方向づけを確実にすることことができます。

② 内部状態の確認ができる

側面や内部を切る工程があるため、

  • 繊維方向の確認
  • 腐れや空洞の有無の確認

が可能になり、リスクの早期発見につながります。

③ ツルを正確に管理できる

  • ボアカット により、内部から計画的に切り進める
  • ツルの幅と厚みを均一に残しやすい
  • 早期倒伏(思わぬタイミングで倒れること)を防げる

その結果、倒れる直前までツルが機能し、安定した倒伏につながります。

④ 安全性が高い

  • 方向を段階的に確認できる
  • 木の動きをコントロールしやすい
  • 不意の動きを抑えやすい

特に、
方向に制限がある現場で有効な方法です。

作業は、
①オープンフェースノッチ
②オリエンテーションカット
③ボアカット
の順で行います。

① オープンフェースノッチ

まず、倒したい方向に向けてオープンフェースノッチ(大きく開いた受け口)を作ります。

オープンフェースノッチ

開口角を大きく取ることで、
ツルが倒れる直前までしっかり働き、
倒伏方向を安定させることができます。

この工程で、木が倒れる基本の方向を決定します。

② オリエンテーションカット

次に、伐倒方向をさらに確実なものにするため、
オリエンテーションカットを行います。

オリエンテーションカットは、
伐倒作業の安全性を高めるために行う技術です。

その目的は、
オープンフェースノッチで決めた伐倒方向を、さらに正確で確実なものにすることにあります。

この作業では、
伐倒方向側の幹の両側面を、受け口の下切りよりやや低い位置まで切り取ります。

この切り込みを入れることで、

  • 木が倒れ始める方向が目で確認できる
  • ツルの位置と幅を視覚的に把握できる

といった効果があります。

さらに、側面を切ることで、

  • 木の内部の状態
  • 繊維の方向
  • 腐れや空洞の有無

などもある程度確認することができます。

その結果、
倒れ方を予測しやすくなり、より安全な伐木につながります。

③ ボアカット

最後に、ボアカットを行います。

ボアカット

チェーンソーの先端を使って幹の内部から切り進め、
ツルを計画した幅で正確に残します。

ボアカットを行うことで、

  • 早期倒伏を防ぐ
  • ツルの厚みを均一に保てる
  • 木の動きを管理できる

という効果があります。

最後に追いづる部分を切り離すことで、木は受け口方向へ安定して倒れます。

これらのポイントを踏まえ、受講生の皆さんに実際に実践していただくことで、安全な伐木方法の手順と考え方を理解していただきました。

次回のラボは3月15日に開催されます。

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