「チェーンソー=危険」から「チェーンソー=安全」へ|特別教育1日目のようす


9月15日にフォレストリー・ラボ初級が開催されました。

今回のラボの内容は、「伐木等の業務に係る特別教育」の1日目を行いました。

伐木とは、木を切り倒す行為を指します。

特別教育とは、危険を伴う仕事をする従業員に対して行われる教育のことです。労働安全衛生法によって受講が義務付けられており、労働安全衛生規則第36条では49の業務に対して安全教育を行うことが決められています。チェーンソーを使う作業もその中の一つです。

労働安全衛生法の第59条第3項では、事業者が危険または有害な業務に労働者を従事させる際には、厚生労働省令に定められた基準に従って、該当業務に関する安全または衛生のための特別教育を実施しなければならないと規定されています。また、労働安全衛生規則の第36条では、「チェーンソーを使用した立木の伐採、かかり木の処理、または造材業務」が危険または有害な業務として指定されています。

チェーンソーを使用して伐木や造材などの作業に従事する者は、これらの作業に関連する安全のために特別教育を受ける必要があります。(労働安全衛生法第59条および労働安全衛生規則第36条第8号による)

伐木は林業や建設現場でよく行われる作業ですが、特にチェーンソーを使った作業は非常に危険です。実際、林業における死亡事故の約60%がチェーンソー作業中に発生しています。また、チェーンソーを長時間使用すると、手や腕に振動による障害が起きる可能性もあります。そのため、チェーンソー作業には特に注意が必要です。

伐木等の業務に係る特別教育が必要なのは、仕事でチェーンソーを使用する場合だけです。例えば、自宅の庭で木を伐採する際には、そのような教育を受ける必要はありませんが、個人がチェーンソーを使用する際には、安全に十分注意してください。

特別教育を受けない場合、6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金に処されることがあります。たとえ10日間の仕事でチェーンソーを1日だけ使用する場合でも、使用する予定があれば特別教育を受ける必要があります。

特別教育を受けることにより、伐木作業における安全意識がこれまで以上に向上します。これにより、労働災害の予防や現場での安全に関する注意点の共有など、様々な状況での利益が期待できます。

かつては、「大径伐木等」と「小径伐木等」の2種類に分かれていましたが、2019年に労働安全衛生規則が改訂されたことをきっかけに現在の形になりました。

内容と講習時間は以下のとおりです。

学科[合計 9時間]
① 伐木等作業に関する知識[4時間]
② チェーンソーに関する知識[2時間]
③ 振動障害及びその予防に関する知識[2時間]
④ 関係法令[1時間]

実技[合計 9時間]
① 伐木等の方法[5時間]
② チェーンソーの操作[2時間]
③ チェーンソーの点検及び整備[2時間]

学科講習は、伐木作業やチェーンソーの使用に関する知識を含む、合計9時間のカリキュラムで構成されています。これは、実際の作業に従事する前に必要な知識を理論的に学ぶための講習です。

実技講習では、学科講習で習得した知識を基に、伐木の手法やチェーンソーの操作、点検、整備を実践的に学びます。学科講習と同じく、合計9時間で行われることが特徴です。

なお、2018年まで行われていた大径木伐木等(チェーンソー等)の特別教育をすでに受講している場合は、講義の一部が免除になります。

今回は午前中に、実技としてチェーンソーの操作や伐木の方法を学びました。さらに、脚を守るための防護服の着用方法や、木を切り分ける作業(造材)についても行いました。

午後からは、関連する法令や伐木作業についての知識をテキストを用いて学科教育を行いました。

次回のラボは10月20日を予定しています。

フォレストリー・ラボでは、あなたにぴったりのチェンソーや刈り払い機の選び方から始めて、使い方やメンテナンス方法、安全な取り扱い方法、効果的な作業手順など、必要な知識と技術を一から丁寧に教えます。特に、危険性のある作業だからこそ、安全で確実な技術を身につけることを重視しています。

初めてチェンソーや刈り払い機を使う女性の方でも、安心して木の切断作業を行えるよう、分かりやすく丁寧にサポートいたします。あなたのニーズや目標に合わせたカスタマイズされた指導を通じて、自信を持って作業に取り組むことができるようお手伝いいたします。

また、フォレストリー・ラボでは、伐木などの業務特別教育と刈り払い機の取り扱い安全衛生教育も提供しており、これらの教育を修了された方には修了証をお渡ししています。この学んだ知識や技術は、本業としても、副業としても有効に活用できます。

さらに、基本技術から応用へ中級者のための超実践的林業実践講座として、「フォレストリー・ラボ 中級」では初級で得た知識と技術を応用し、さらに難しい技術を実践していきます。チェンソーのキャブレターの分解・清掃、昇柱器と使った木登り、大径木の伐木など本業として使える技術を習得できます。また、里山資源を活用できるように軽トラックが入れる幅の作業道開設の基本をお教えします。

また、フォレストリー・ラボ 中級の中で小型車両系建設機械の安全衛生教育行い、受講された方には修了書をお渡ししますのでここで学んでいたことを本業としても副業としても活用していただけます。

見学したい方は、お気軽にお問い合わせください。


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