今回のラボの内容は「伐木等の業務に係る特別教育」の2日目を行いました
実技教育として、伐木の方法、かかり木の処理の方法、造材の方法を行いました
実際に山林の中の立木を使って、受講生の皆さんに実践していただきました
まずは伐木をする立木の状態と隣接する立木の状況など確認します。
実は安全に伐木するにあたり、この作業が大変重要です
立木の枝の張り具合、重心がどちらに傾いているか、腐れがないか、などよく観察します
また、隣接する立木の枝の状態、つるなど絡んでいないか、枯れ枝がないかなども見て
伐倒方向と退避場所を選びます
伐倒方向と退避場所を選定したら、作業がしやすいように「林床整理」という作業をします
この林床整理は退避するときにつまずいて転ばないようににするためや、伐木する際にかかり木にならないうにするためなど
安全に伐木する大切な作業です
伐木するためにまずは「受け口」というものを作ります
「受け口」とは、木を伐倒する方向を決めた後に、その方向に斜めに切り込んでいく「斜め切り」とその斜め切りに合うように下を水平に切り込んでいく「下切り」を入れる作業を指します。
チェーンソーを使って、木を倒す方向に対して真横と斜め上から切り進み、それらの切り口を合わせます。この口が向いている方向で木が倒れる方向がほぼ決定します。
受け口の適切な大きさは、基本的に切り倒す木の直径(伐根直径と呼ばれます)の約1/4程度が目安です。
伐根直径(伐根径)とは、木を伐倒する際に、木の根元から切り倒す位置までの直径のことを指します。この直径を正確に測定することは、木を安全かつ効果的に伐倒するために重要です。伐根直径を正確に知ることで、適切な受け口や伐倒の計画を立てるのに役立ちます。
例えば、木の伐根直径が20cmであれば、受け口のサイズは約5cm程度になります。
実際に測定することなく、目で見て大体1/4くらいかな、と感じながら作成します。
受け口を作るための最初の作業が受け口の斜め切りを行います
木を伐倒する方向に向かって、木の幹に受け口の斜め切りを施します。
受け口が伐根直径の約1/4程度になるように上からの下に向かって、チェーンソーで斜めに切り込んでいきます
斜め切りができたら受け口の下切りを行います
下切りは斜め切りの下側の切り込みと合うように水平にきりこんでいき、
受け口が斜め切りと下切りの終わりの部分が一致するようにします

受け口を作る際、大切なことは斜め切りと下切りの終わりの部分を一致させ、きれいな三角形を作ることが重要です
切れな三角形を作ることで伐倒方法をより正確に判断することができます
受け口が完成したら「追い口切り」を行います
追い口切りとは、受け口の反対から受け口の下切りの下から三分の二程度の位置を水平に切り込むことで
木が伐倒する方向を調整し、予期せぬ倒れ方や事故を防ぐのに役立ちます。
追い口切りにより、木の幹が受け口に沿って折れることが促され、倒れる方向が調整されます。

追い口切の深さは一般的に「つる」の幅が伐根直径の十分の一程度にします
つるの役割は、2つあります。
一つ目は伐倒方向を正確にコントロールするためです
つるを残すことによって、木の伐倒方向を正確に制御できます。つるは、木が受け口の方向に倒れるように導く役割を果たします。
二つ目は木の倒れるスピードをゆっくりにするためです
つるを残すことで、木が倒れるまでに十分な時間が確保され、安全に退避できる時間が長くなります。

大きな木(大径木)や傾いた木(偏心木 )、樹種によっても「受け口」「追い口」「つる」を変えていきますが
今回は基本の伐木の方法をお教えしました
今回は安全に伐木するため牽引器を用いて、「牽引伐倒」を行いました
牽引伐倒とは、木を伐採する際の補助方法として、高い位置にロープを掛けて引っ張って倒す方法です。
伐木する際、伐倒時に隣接木にかかってしまう「かかり木」になってしまった場合に
けん引器を使いと安全に伐木することができます
今回は手軽に使えるハンドウィンチを使って伐木しました
実技教育を行った後、テキストを使いながら伐木の方法を理論的に学習しました
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