建物のそばでも安全に!高木を吊って伐る技術を学ぶ一日


10月6日にフォレストリー・ラボ中級が開催されました。

この日のラボの内容は、茨城県の有名な特殊伐採業者で修行を積んだ講師(フォレストリーラボ2期生)が、特殊伐採の技術やロープワークの技術を活かした、独自のリギング(吊るし切り)の基本を実践を通して、考え学んでいただきました。

特殊伐採とは、周りの建物などをできるだけ傷つけずに、倒木リスクがある高木や巨木を根元から倒さずに伐採することです。 その中でも吊るし切り伐採は、安全と効率を両立させた伐採方法で、特に安全が重要視される現場で広く活用されています。

吊るし切り伐採は、安全性が高い伐採方法で、特に都市部や住宅が密集したエリアで役立ちます。通常の伐採では、木を地面に倒すため、倒れる方向が予期できないと周囲の建物やインフラにダメージを与えるリスクがあります。しかし、吊るし切り伐採では、木を少しずつ切り分けて吊り上げることで、木をそのまま倒さずに安全に処理できます。これにより、周囲への影響を最小限に抑えながら作業が進められます。

この方法では、作業者は常に木の状態を監視しながら進めるため、予期せぬ状況に対処しやすく、安全性が高まります。また、木を一部ずつ吊り上げて処理するため、作業者が高所作業をする際には安全帯やハーネスを使い、墜落や転倒のリスクを減らします。

吊るし切り伐採は、木の健康状態や構造を理解し、周囲の環境も考慮した綿密な計画に基づいて行われます。作業前に詳細な調査を行い、適切な切り分け方法と吊り上げ手順を設計します。これにより、予期せぬ事故やトラブルを未然に防ぐことができ、安全を最優先に作業を進められます。

使用する道具や機材も、安全性を重視して定期的に点検・整備されます。これにより、機材の故障や誤作動による事故を防ぎます。また、伐採後に細かく分解された木材は、運びやすく再利用もしやすいため、環境にも優しい方法です。

吊るし切り伐採は、安全と効率を両立させた伐採方法で、特に安全が重要視される現場で広く活用されています。

吊るし切り伐採と一般的な伐採方法は、アプローチと目的が大きく異なります。

一般的な伐採では、木をそのまま地面に倒します。この方法は広い森林や開けた土地での伐採に適しており、作業が速く進むのが利点です。しかし、木を倒す際に広いスペースが必要で、周りの環境への影響も大きくなる可能性があります。特に住宅地や商業地域で木を倒す場合、倒れる方向を慎重に計画する必要があるため、作業が難しくなります。

吊るし切り伐採は、狭いスペースでの作業に最適な方法です。この方法では、木を少しずつ切り取って、その部分をクレーンやロープで吊り上げて除去します。木がそのまま倒れることがないため、周囲の建物や設備を傷つけずに安全に作業できます。また、木を段階的に解体していくため、作業者は常に木の状態を確認しながら進められます。木の健康状態や構造を見ながら作業できるので、必要に応じて方法を調整し、安全に伐採が進められるのも利点です。

都市部など、スペースに制約がある場所で木を安全に処理したい場合、吊り切り伐採が特に有効です。

今回お教えしたのは、「ロープワーク技術」と「リギングテクニック」を使った安全な樹上作業の方法についてです。

樹上での作業は危険が伴い、正確な安全管理と高い技術が必要です。「ロープワーク技術」は、もともとロッククライミングなどで使われている道具やロープ技術(結び方など)を応用して発展しました。専用の「ハーネス」や「昇降機」を使い、安全に木に登って作業位置まで移動します。これらの技術は、樹木の剪定や伐採作業にも取り入れられ、安全な木登りを可能にします。

高所での剪定作業では、大きな木に登り、最適なポジションを取り、チェーンソーやノコギリを使って枝や幹を適切に切る技術が必要です。これには木を傷つけないようにする配慮も含まれます。

さらに「リギングテクニック」では、大きな枝や幹を意図した場所に安全に吊り下ろすため、樹上と地上の作業者がチームでロープを操作し合い、連携して作業を進めます。このように、樹上と地上で息を合わせながら作業することで、正確かつ安全な伐採が可能になります。

樹上での危険が伴う伐採作業に、今回は、「ロープワーク技術」を取り入れ、基本的なハーネスやランヤード(胴綱)の使い方と使用方法・吊り切りの正確かつ安全な伐採をお教えしました。

午前中は基本的なハーネスやランヤード(胴綱)の使い方と使用方法をお教えし、午後から伐採しなければいけない杉の立木にのぼりながら、枝の吊るし切りを実践しました。

次回のラボは11月3日を予定しています。

次回のラボ中級の内容は引き続き、吊るし切り作業を実践して行きます。

今回、木のてっぺん(梢)までの枝払いを終えました。次回は、立木の梢(先端)から少しずつ幹を切り取りながら吊り下ろしていき、最後は木の根元まで伐採を進める予定です。

フォレストリー・ラボでは、あなたにぴったりのチェンソーや刈り払い機の選び方から始めて、使い方やメンテナンス方法、安全な取り扱い方法、効果的な作業手順など、必要な知識と技術を一から丁寧に教えます。特に、危険性のある作業だからこそ、安全で確実な技術を身につけることを重視しています。

初めてチェンソーや刈り払い機を使う女性の方でも、安心して木の切断作業を行えるよう、分かりやすく丁寧にサポートいたします。あなたのニーズや目標に合わせたカスタマイズされた指導を通じて、自信を持って作業に取り組むことができるようお手伝いいたします。

また、フォレストリー・ラボでは、伐木などの業務特別教育と刈り払い機の取り扱い安全衛生教育も提供しており、これらの教育を修了された方には修了証をお渡ししています。この学んだ知識や技術は、本業としても、副業としても有効に活用できます。

さらに、基本技術から応用へ中級者のための超実践的林業実践講座として、「フォレストリー・ラボ 中級」では初級で得た知識と技術を応用し、さらに難しい技術を実践していきます。チェンソーのキャブレターの分解・清掃、昇柱器と使った木登り、大径木の伐木など本業として使える技術を習得できます。また、里山資源を活用できるように軽トラックが入れる幅の作業道開設の基本をお教えします。

また、フォレストリー・ラボ 中級の中で小型車両系建設機械の安全衛生教育行い、受講された方には修了書をお渡ししますのでここで学んでいたことを本業としても副業としても活用していただけます。

見学は無料です。見学したい方は、お気軽にお問い合わせください。


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