1月19日にフォレストリー・ラボ初級が開催されました。
伐木作業は、正しい手順を守らないと非常に危険です。特に、木を倒す方向を安全にコントロールするためには、正確な伐採手順を知っておくことが不可欠です。フォレストリー・ラボでは、北欧式の「オープンフェースノッチ」という技術を採用しています。
伐木の基本手順
- 受け口の作成:
- 目指す方向に木を倒すため、まず「受け口」を作ります。
- オープンフェースノッチの受け口は、くの字型の切り込みです。
- 木の倒したい方向に対して、上から下に約60度の角度で斜めに切り込みを入れます。
- 次に、幹の直径の1/3から1/4の深さで、地面と平行に切り進め、くの字型にします。
- 追い口の作成:
- 受け口が完成したら、反対側から「追い口」を切ります。
- オープンフェースノッチでは、受け口の下切り部分を基準に、会合線の高さと同じ位置で水平に切り込みます。
ツルの重要性
- ツルとは、受け口と追い口の間に残る部分で、木が倒れる際に蝶番の役割を果たします。
- ツルが適切に残っていると、木は計画した方向に安全に倒れますが、下切りと斜め切りが合致しないとツルが弱まり、木が予期せぬ方向に倒れる危険があります。
オープンフェースノッチの特徴
- 受け口の角度: 60°から90°の広角に設定します。これにより、伐倒木が大きく傾くまで受け口が開いた状態を保ちます。
- 追い口の高さ: 会合線の高さに合わせることで、年輪の影響を受けにくくし、ツルの幅を正確に設定しやすくなります。
安全性の向上
- 受け口の角度を広くすることで、受け口が早く閉じることを防ぎ、ツルの破壊を遅らせます。これにより、伐倒方向のコントロールが長く維持され、安全性が向上します。
- ただし、追い口が低い場合は、ツルが追い口側から上方に裂けるリスクが高まるため、注意が必要です。
これらのことを踏まえ、受講生の皆さんにオープンフェースノッチを用いての伐木方法を実践していただきました。
次回のラボは2月16日に開催されます。
あなたにぴったりのチェンソーや刈り払い機の選び方から始めて、使い方やメンテナンス方法、安全な取り扱い方法、効果的な作業手順など、必要な知識と技術を一から丁寧に教えます。特に、危険性のある作業だからこそ、安全で確実な技術を身につけることを重視しています。
初めてチェンソーや刈り払い機を使う女性の方でも、安心して木の切断作業を行えるよう、分かりやすく丁寧にサポートいたします。あなたのニーズや目標に合わせたカスタマイズされた指導を通じて、自信を持って作業に取り組むことができるようお手伝いいたします。
また、フォレストリー・ラボでは、伐木などの業務特別教育と刈り払い機の取り扱い安全衛生教育も提供しており、これらの教育を修了された方には修了証をお渡ししています。この学んだ知識や技術は、本業としても、副業としても有効に活用できます。
さらに、基本技術から応用へ中級者のための超実践的林業実践講座として、「フォレストリー・ラボ 中級」では初級で得た知識と技術を応用し、さらに難しい技術を実践していきます。チェンソーのキャブレターの分解・清掃、昇柱器と使った木登り、大径木の伐木など本業として使える技術を習得できます。また、里山資源を活用できるように軽トラックが入れる幅の作業道開設の基本をお教えします。
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