森で学び、木に登る!フォレストリー・ラボで体験するアーボリスト・ツリークライミングと樹上作業の基礎


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森の中で学ぶ、アーボリスト・ツリークライミングの基礎

「木に登ってみたい」
「森林の仕事を実際に体験してみたい」
「林業や樹上作業の技術を基礎から学びたい」

そんな方に向けて、フォレストリー・ラボでは、実際の森林をフィールドにした実践型の講習を行っています。

今回のフォレストリー・ラボ中級コースでは、スローラインを使ったロープの設営から、ハーネスなどのクライミングギアの装着、地上での基本動作、実際の木への登昇・下降、さらに高所での移動まで、アーボリスト・ツリークライミングの基本を段階的に実践しました。

教室で知識を学ぶだけではなく、実際に森へ入り、木に触れ、自分の身体を使って技術を身につけていくことが、フォレストリー・ラボの大きな特徴です。

まずは安全確認から

森林での高所作業では、技術だけでなく安全管理が最も重要です。

木に登る前には、ヘルメットやハーネスなどの保護具を確認し、使用するロープやカラビナなどのギアを一つずつチェックします。

また、木そのものの状態や周囲の環境についても確認します。

「どの木に登るのか」

「どの位置にロープを設置するのか」

「周囲に人や障害物がないか」

などを確認したうえで、実際の作業へ進みます。

フォレストリー・ラボでは、技術を覚える前に、安全を確認する習慣を身につけることを大切にしています。

1.スローラインを使った高所へのロープ設営

樹上作業を行うためには、まず木の上部にクライミングロープを設置する必要があります。

そのために使用するのが「スローライン」です。

細くて軽いスローラインを使い、木の枝を越えて目的の位置へラインを通します。

今回の講習では、スローラインを実際に投射するだけでなく、専用ポールなども使用しながら、高い位置へロープを設置するための基本的な方法を実践しました。

高所にロープを設置する作業では、単に「高く投げる」だけではありません。

  • どの木を使用するのか
  • どの枝にラインを通すのか
  • ロープが適切な位置に設置されているか
  • 周囲に危険がないか
  • 設置後の状態に問題がないか

といった確認が必要になります。

つまり、スローラインの練習は、樹上作業を始めるための最初の安全管理でもあります。

2.梯子やスローラインを使った高い木へのロープ設営

木が高くなるほど、地上からロープを設置することは難しくなります。

そこで、状況に応じて梯子やスローラインなどを使い分けながら、必要な高さへアクセスする方法を学びます。

高い木に登るためには、最初に安全なクライミングラインを確保することが重要です。

ロープを設置した後も、

ロープの状態を確認する
→ 接続部を確認する
→ ギアを確認する
→ 地上で基本動作を確認する
→ 実際の登昇へ進む

というように、一つひとつの段階を確認しながら進めていきます。

3.ハーネスとクライミングギアの装着

ロープを設置したら、次は身体をロープシステムにつなぐための準備です。

ハーネスを正しく装着し、カラビナやロープ器具などを確認します。

ここで大切なのは、単にギアを身につけることではありません。

「正しく装着できているか」
「正しく接続されているか」
「安全な状態になっているか」

を確認することです。

講習では、講師から説明を受けながら参加者自身がギアを装着し、さらに相互に確認しながら実技へ進みます。

森林での高所作業では、こうした「確認する習慣」が非常に重要になります。

4.地上でロープクライミングの基本を練習

いきなり高い木へ登ることはありません。

まずは地上近くで、ロープシステムの操作や身体の動かし方を確認します。

ロープに荷重をかけたときの感覚や、ロープを操作しながら身体を移動させる感覚を実際に体験します。

地上で基本動作を繰り返すことで、実際に木へ登ったときにも落ち着いて操作できるようになります。

この段階では、上手に登ることよりも、

「ロープシステムを理解する」
「ギアを正しく操作する」
「身体のバランスを取る」
「安全を確認しながら動く」

ことを重視します。

5.実戦的な木登りに挑戦

基本操作を確認した後は、実際の木を使ったツリークライミングへ進みます。

参加者はハーネスとロープシステムを使用し、木の幹に沿って少しずつ登っていきます。

実際の木は、練習用の器具とは違います。

幹の形状や太さ、枝の位置、足場などがそれぞれ異なります。

そのため、参加者はロープだけを見るのではなく、木の形状や自分の身体の位置を確認しながら登る必要があります。

登る動作だけでなく、途中で停止したり、姿勢を変えたり、方向を変えたりしながら、樹上で身体をコントロールする感覚を身につけていきます。

6.幹に沿って登る・下降する

ツリークライミングでは、「登ること」と同じくらい「安全に降りること」が重要です。

講習では、幹に沿って登昇した後、ロープシステムを操作しながら下降する基本動作も実践します。

登っている途中では、

  • 自分の身体の位置
  • ロープの状態
  • ギアの状態
  • 周囲の枝や障害物
  • 地上との距離

などを確認しながら進みます。

そして、無理に高度を上げるのではなく、参加者自身の技術レベルに合わせて、安全を確認しながら進めていきます。

7.さらに高い位置へ――高所でのクライミング

基本的な登下降を身につけた後は、さらに高い位置まで登る実践にも挑戦します。

木の上部へ進むにつれて、地上とは異なる感覚が生まれます。

足場が限られ、枝が増え、身体を支える場所も変化します。

そこで必要になるのが、ロープに身体を預けながら、自分の姿勢を安定させる技術です。

ロープを適切に利用することで、身体を支えながら枝の間を移動し、目的の場所へ少しずつ近づいていきます。

8.高所での枝移動と作業ポジション

今回の実習では、木の上部まで登った後、単純に幹の上で止まるだけではなく、ロープに身を預けながら枝の方向へ移動し、作業できる位置へ身体を移動させる実践も行っています。

これは、地上から木に登るだけの「木登り」と、実際の樹上作業との大きな違いです。

樹上作業では、目的の高さまで登った後、

「どこに身体を置けば安全に作業できるか」

を考える必要があります。

ロープで身体を支えながらバランスを取り、枝の位置や周囲の状況を確認しながら、作業ポジションへ移動します。

高所では、身体の重心やロープの張り具合によって感覚が大きく変わります。

そのため、こうした動作は実際の樹上で経験することが重要です。

9.高所で「身体を預ける」感覚を身につける

地上にいるときは、私たちは常に足で身体を支えています。

しかし樹上では、ロープシステムに身体を預けながら姿勢を維持する場面があります。

最初は不安定に感じるかもしれません。

しかし、ロープの状態を確認しながら適切に荷重をかけることで、両手を使ったり、身体の向きを変えたりすることが可能になります。

この感覚を実際に体験することも、アーボリスト・ツリークライミングの重要な学習になります。

10.地上と樹上の連携

高所作業では、木の上にいる人だけで作業を完結させるわけではありません。

地上にいるスタッフや参加者とのコミュニケーションも重要です。

樹上にいる人が何をしているのか。

これからどこへ移動するのか。

地上側に何をしてほしいのか。

そうした情報を共有しながら作業します。

そのため、フォレストリー・ラボでは、「自分の安全」だけではなく「仲間と一緒に安全をつくる」ことも実技の中で学んでいきます。

11.今回の実習で学んだこと

今回の講習では、単純な木登り体験を超えて、樹上作業につながる一連の流れを実際に体験しました。

STEP 1 安全確認

森林、樹木、周囲の状況を確認する。

STEP 2 ロープ設営

スローラインや必要な道具を使って、高所へロープを設置する。

STEP 3 ギア装着

ハーネス、カラビナ、ロープ器具などを正しく準備する。

STEP 4 地上練習

ロープシステムの操作と基本動作を確認する。

STEP 5 木に登る

実際の木を使って、幹に沿って登昇する。

STEP 6 下降する

ロープシステムを操作しながら、安全に地上へ戻る。

STEP 7 高所へ進む

より高い位置まで登り、樹上での姿勢やバランスを体験する。

STEP 8 枝を移動する

ロープに身体を預けながら、枝の間を移動する。

STEP 9 作業ポジションをつくる

安全を確認しながら、樹上で作業するための位置へ身体を移動させる。

12.「木に登る」から「木の上で仕事をする」へ

今回の講習で体験したことは、単なるアクティビティとしての木登りではありません。

スローラインによるロープ設営。

ハーネスやクライミングギアの装着。

地上でのロープ操作。

幹に沿った登昇と下降。

さらに、高い位置まで登り、枝を移動しながら作業ポジションをつくる。

これらはすべて、樹上で安全に作業するための基本につながる技術です。

もちろん、実際のアーボリスト作業には、さらに高度な知識・技術・経験が必要になります。

だからこそフォレストリー・ラボでは、いきなり難しい作業に進むのではなく、基本から一つずつ段階的に学ぶことを大切にしています。

森に入り、木に登り、自分の身体で学ぶ

森林の仕事を知るためには、森林の中に入ってみることが一番の近道かもしれません。

木の幹に触れ、枝を見て、地上とは違う高さから森を見る。

そして、ロープやハーネスを使いながら、自分の身体で木の上を移動する。

そこで初めて分かることがあります。

フォレストリー・ラボでは、こうした実践を通して、森林で活動するための安全意識と基本技術を身につけることを目指しています。

「木に登ってみたい」という興味から始まっても構いません。

そこから少しずつ、

森を知る。
木を知る。
道具を知る。
安全を知る。
そして、森で働く技術を身につける。

フォレストリー・ラボは、そんな森林との新しい関わり方を学ぶ場所です。

森で学ぶ。木に登る。そして、森と関わる。

実際の森林をフィールドに、身体を動かしながら森林の技術を学ぶ。

それが、フォレストリー・ラボです。

次回のラボ初級は7月17日です。

フォレストリー・ラボは、あなたにぴったりのチェンソーや刈り払い機の選び方から始めて、使い方やメンテナンス方法、安全な取り扱い方法、効果的な作業手順など、必要な知識と技術を一から丁寧に教えます。特に、危険性のある作業だからこそ、安全で確実な技術を身につけることを重視しています。

初めてチェンソーや刈り払い機を使う女性の方でも、安心して木の切断作業を行えるよう、分かりやすく丁寧にサポートいたします。あなたのニーズや目標に合わせたカスタマイズされた指導を通じて、自信を持って作業に取り組むことができるようお手伝いいたします。

また、フォレストリー・ラボでは、伐木などの業務特別教育と刈り払い機の取り扱い安全衛生教育も提供しており、これらの教育を修了された方には修了証をお渡ししています。この学んだ知識や技術は、本業としても、副業としても有効に活用できます。

さらに、基本技術から応用へ中級者のための超実践的林業実践講座として、「フォレストリー・ラボ 中級」では初級で得た知識と技術を応用し、さらに難しい技術を実践していきます。チェンソーのキャブレターの分解・清掃、昇柱器と使った木登り、大径木の伐木など本業として使える技術を習得できます。また、里山資源を活用できるように軽トラックが入れる幅の作業道開設の基本をお教えします。

また、フォレストリー・ラボ 中級の中で小型車両系建設機械の安全衛生教育行い、受講された方には修了書をお渡ししますのでここで学んでいたことを本業としても副業としても活用していただけます。

見学したい方は、お気軽にお問い合わせください。


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