岩崎林業では、森林と関わる人々(交流人口)の増加と、林業に携わる人材の裾野を広げることを目的として、従来の雇用形態にとらわれない独自の「GOSシステム」を導入・運用しています。
GOSシステムでは、作業員一人ひとりの経験・技術・体力に応じて、自分のペースで無理なく作業に取り組める環境づくりを目指しています。
皆さんが気持ちよく、安全に作業できる環境をつくるためには、お互いへの思いやりと配慮が欠かせません。公平で効率的な施工を実現するため、以下のルールへのご理解とご協力をお願いいたします。
① 施工エリアはできるだけ一塊にまとめる
施工エリアは、可能な限りまとまりのある形で設定してください。
基本的には1日で完結できる範囲を1つの施工エリアとして作業を行ってください。
【理由】急なケガや体調不良、休暇などで作業を引き継ぐ場合でも、他の作業者がスムーズに対応できるため。GPSログの精度が向上し、施工面積を正確に算出するため。
GOSシステムではGPSデータをもとに施工面積を算出し、報酬計算を行っています。正確なデータ取得にご協力をお願いいたします。

② 作業条件の違いに配慮する
施工地には、平坦地や急傾斜地、草の繁茂状況、日当たり・日陰など、さまざまな条件があります。
同じ作業時間でも、現場条件によって作業量は大きく変わります。
施工エリアを決める際は、お互いに配慮し、できるだけ公平な作業条件となるよう心掛けてください。
また、経験豊富な方は率先して条件の厳しい現場にも取り組み、技術向上と後輩の手本となるよう、ご協力をお願いいたします。
③ テリトリーを作らない
施工エリアを囲い込むような進め方や、広範囲を一直線に進める施工は避けてください。
途中で作業が中断した場合、他の作業者が施工を引き継ぎにくくなり、GPSログの精度も低下します。
また、特定のエリアを自分の「テリトリー」とするような進め方は、公平な作業条件を損なう原因となります。

④ 隣接する施工エリアの境界を明確にする
隣接する施工エリアとの境界は、できるだけ尾根・沢・作業道・棚など、地形上分かりやすい場所で区分してください。
目印となる地形がない場合は、できるだけ直線や、等高線で区分するなど、誰が見ても分かりやすい境界となるよう工夫してください。
また、他の作業者の施工エリアへの不要な立ち入りは、できる限り避けてください。
GOSシステムではGPXデータを詳細に解析して施工面積を算出しています。境界付近の作業記録が曖昧になると、施工面積の誤差や報酬計算への影響につながります。


⑤ 隣の施工エリアへ草木を倒さない
草刈りでは草を、間伐作業では木を、できるだけ隣の作業者の施工エリアへ倒さないよう注意してください。
上下方向での区分はできるだけ避け、やむを得ず上下方向での区分する場合は、必ず下の方が作業を終了してから、上で作業を始めてください。境界付近では一度に刈る量を減らすなど、隣の施工エリアへ草木が入らないよう配慮して作業を行ってください。


⑥ 一つの現場を全員で仕上げる意識を持つ
作業はそれぞれのペースで進めていただいて構いませんが、最終的には全員が同じ日に現場を完了できるよう意識して作業を進めてください。
一人だけが現場に残る状態にならないよう、お互いに進捗を確認しながら作業を行いましょう。
①〜③のルールに沿って、テリトリーを作らず、1日で完結できる施工エリアを設定し、そのエリアを日ごとに積み重ねていく方法で施工を進めることで、現場全体を効率よく、同日に完了させることができます。
この進め方は、作業条件の公平性を保つだけでなく、作業の応援や引き継ぎもしやすくなり、チーム全体の作業効率向上にもつながります。


