【鳳台院で開催】小型油圧ショベルの基本をマスター!フォレストリー・ラボ中級「小型車両系建設機械特別教育」1日目レポート


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フォレストリー・ラボ中級「小型車両系建設機械特別教育」を開催しました

茨城県笠間市箱田にある国見山 鳳台院(ほうだいいん)にて、「フォレストリー・ラボ中級」のプログラムとして、小型車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)特別教育の1日目を開催しました。

鳳台院は、国見山の山麓に位置する曹洞宗の寺院で、長い歴史を持つ笠間市を代表する寺院の一つです。境内には四季折々の花々が広がり、春には約17,000本のシャクナゲが咲くことでも知られています。また、江戸時代中期に建立された山門は、笠間市の指定文化財にもなっています。

このような自然と歴史が共存する環境の中で、森林整備や地域の環境管理にも活用できる重機の安全な操作方法を学びました。

小型車両系建設機械特別教育とは

今回実施した特別教育は、機体質量3トン未満の小型車両系建設機械のうち、整地・運搬・積込み用および掘削用の機械を運転するために必要となる安全教育です。

対象となる代表的な機械には、小型油圧ショベル(バックホウ)や小型ブルドーザなどがあります。

労働安全衛生規則では、これらの機械を使用する業務に労働者を就かせる場合、事業者は安全のための特別教育を実施することが求められています。ただし、道路上を走行させる運転はこの特別教育の対象業務とは異なります。

また、3トン以上の車両系建設機械については、今回の「特別教育」ではなく、原則として車両系建設機械運転技能講習の対象となります。

特別教育で学ぶ内容

標準的な教育時間は、学科7時間、実技6時間の合計13時間です。

【学科教育:7時間】

① 走行に関する装置の構造・取扱い方法に関する知識(3時間)

エンジン、動力伝達装置、走行装置、操縦装置、ブレーキ、電気装置、警報装置など、機械を安全に走行させるための基本的な構造や取扱方法について学びます。

② 作業装置の構造・取扱い・作業方法に関する知識(2時間)

油圧ショベルなどに装備されているブーム、アーム、バケット、ブレードなどの作業装置について、その構造や用途、基本的な操作方法、作業方法を学びます。

③ 運転に必要な一般的事項に関する知識(1時間)

機械を安全に操作するために必要となる力学や土質に関する基礎知識、土木施工の基本などを学びます。

④ 関係法令(1時間)

労働安全衛生法、労働安全衛生規則など、車両系建設機械の安全な使用に関係する法令について学びます。

【実技教育:6時間】

① 走行の操作(4時間)

実際の機械を使用し、発進・停止、前進・後退、方向転換などの基本操作から、決められたコースでの走行までを実践します。

② 作業のための装置の操作(2時間)

ブーム、アーム、バケット、ブレードなどの作業装置を操作し、基本的な施工方法や応用的な操作を実際の機械で学びます。

1日目:小型油圧ショベルを使った実技講習

今回の屋外実技講習では、受講者が実際に**小型油圧ショベル(バックホウ)**に乗り込み、機械を安全に使用するための基本操作を一つずつ確認しました。

■ 乗車前・機体点検

機械を動かす前に、まず「機械に異常がないかを確認する」という基本を学びました。

エンジン周辺、作動油、油圧系統、操縦レバー、各種安全装置、クローラー(履帯)などを確認し、作業開始前に行う点検のポイントを実際の機械を見ながら確認しました。

重機は、一つの小さな異常が重大な事故につながる可能性があります。

そのため、「乗ってから確認する」のではなく、「確認してから乗る」ことを基本として、安全確認の重要性を学びました。

■ 基本的な機体操作

実際に運転席に座り、走行装置や操作レバーの位置、操作方法を確認しました。

その後、受講者一人ひとりが実際に機械を操作し、

  • 前進・後退
  • 方向転換
  • ブレードの操作
  • ブーム・アームの操作
  • バケットの操作
  • 複数の作業装置を連動させた操作
  • 上部旋回体の旋回

など、油圧ショベルの基本操作を練習しました。

特に上部旋回体を操作する際には、機械の周囲に人や障害物がいないかを確認してから操作することを徹底しました。

森林整備にも活かせる重機操作

フォレストリー・ラボでは、チェーンソーによる伐木作業だけではなく、森林整備に関わるさまざまな技術を安全に学ぶことを目指しています。

森林の中では、伐採後の集材場所の整備、作業道周辺の整備、土砂の移動、地面の整形など、重機を必要とする作業もあります。

一方で、油圧ショベルなどの重機は非常に便利な反面、操作を誤ると重大な事故につながる可能性があります。

そのため、機械の操作技術だけではなく、

「機械を理解する」
「作業前に点検する」
「周囲を確認する」
「無理な操作をしない」

という安全に対する基本姿勢を身につけることが重要です。

今回の講習でも、単に「重機を動かせるようになる」ことだけを目的とせず、森林や地域の現場で安全に機械を扱うための基礎を身につけることを重視しました。

歴史ある鳳台院での実践的な学び

今回の講習会場となった鳳台院は、歴史ある寺院でありながら、豊かな自然に囲まれた環境を有しています。

境内には四季折々の植物があり、山門は江戸時代中期の建立とされる笠間市指定文化財です。

自然と歴史が残るこの場所で、現代の森林整備や地域の環境管理にもつながる「重機の安全操作」を学ぶことは、フォレストリー・ラボの目的にも合った実践的な学びとなりました。

受講者一人ひとりが実際に操作

今回の講習では、講師による説明を見るだけではなく、受講者一人ひとりが実際に小型油圧ショベルに乗り込み、操作を体験しました。

最初はレバー操作に戸惑う場面もありましたが、基本操作を繰り返すことで、少しずつ機械の動きと操作の関係を理解していきました。

実際に機械を操作することで、油圧ショベルの大きさや動き、旋回時の危険範囲など、座学だけでは分かりにくい感覚を身につけることができます。

1日目:学科教育(講義)

1日目は、実技教育と並行して室内での学科講習を行いました。

学科では、実際に機械を操作する前に、小型車両系建設機械の構造や仕組み、作業装置の役割、安全な操作方法、関係法令など、現場で安全に作業するために必要となる基礎知識について学びました。

■ 小型車両系建設機械に関する知識

まず、小型油圧ショベルをはじめとする車両系建設機械が、どのような構造で動いているのかを学びました。

具体的には、

  • 機械本体の基本的な構造
  • エンジンなどの原動機の役割
  • 油圧システムの仕組み
  • 走行装置やクローラー(履帯)の構造
  • 操縦装置や各種操作レバーの役割
  • ブーム、アーム、バケットなどの作業装置
  • ブレードの構造と基本的な使い方

などについて確認しました。

特に油圧ショベルは、複数の油圧シリンダーを使ってブーム、アーム、バケットなどを動かします。

そのため、**「どのレバーを動かすと、どの部分がどのように動くのか」**を理解することは、安全な操作を行ううえで非常に重要です。

実際の機械を操作する前に、その構造や動きの仕組みを理解することで、操作時の危険を予測しやすくなります。

■ 作業装置の機能と操作

次に、油圧ショベルの作業装置について詳しく学びました。

ブーム、アーム、バケットは、それぞれ異なる役割を持っており、これらを組み合わせることで掘削や土砂のすくい上げ、積込みなどの作業を行います。

講習では、各作業装置の名称や役割だけでなく、

「どのような動きをするのか」
「どのような作業に使用するのか」
「操作するときに何に注意するのか」

について確認しました。

また、上部旋回体を備えた油圧ショベルでは、旋回することで機械の後方や側面が大きく動くため、機械の周囲に人がいないことを確認してから操作することの重要性についても学びました。

■ 作業前点検と安全確認

実技講習につながる内容として、作業開始前に行う機体点検についても学びました。

エンジン周辺、作動油、油圧系統、操縦レバー、クローラー(履帯)、各種安全装置など、機械を使用する前に確認すべきポイントを整理しました。

重機の作業では、操作技術だけでなく、「異常がない状態で機械を使用する」ことが安全の基本となります。

そのため、

点検する → 周囲を確認する → 安全を確認してから操作する

という基本的な安全手順を繰り返し確認しました。

関係法令について

学科教育では、機械の構造や操作方法だけではなく、車両系建設機械を使用する際に関係する労働安全衛生法や関係法令についても学びました。

特別教育が必要となる作業の範囲や、機体質量3トン未満の小型車両系建設機械に関する基本的なルールについて確認しました。

また、実際の作業現場では、運転者本人だけでなく、周囲で作業する人の安全を確保することも重要です。

そのため、

  • 作業場所の状況を確認する
  • 周囲の作業者や障害物を確認する
  • 機械の旋回範囲や危険区域を把握する
  • 無理な操作や危険な状態での作業を行わない
  • 作業手順や安全ルールを守る

といった、安全な作業を行うための基本的な考え方についても確認しました。

1日目を終えて

1日目は、学科と実技を通して、小型車両系建設機械を安全に使用するための基礎を学びました。

特に実技では、実際の小型油圧ショベルを操作しながら、機械の構造、点検、走行、作業装置の操作について実践的に学ぶことができました。

今回の講習を通して、受講者の皆様には、重機の便利さだけでなく、「安全に使うためには正しい知識と技術が必要である」ということを実感していただけたのではないかと思います。

「フォレストリー・ラボ中級」では、今後も森林整備や地域の環境管理に必要となるさまざまな技術を、実際の現場を想定しながら学んでいきます。

自然の中で働くための技術を身につけるだけでなく、安全を最優先に、現場で実践できる人材を育てることを目指して、引き続き取り組んでいきます。

次回のラボ中級は8月2日です。

フォレストリー・ラボは、あなたにぴったりのチェンソーや刈り払い機の選び方から始めて、使い方やメンテナンス方法、安全な取り扱い方法、効果的な作業手順など、必要な知識と技術を一から丁寧に教えます。特に、危険性のある作業だからこそ、安全で確実な技術を身につけることを重視しています。

初めてチェンソーや刈り払い機を使う女性の方でも、安心して木の切断作業を行えるよう、分かりやすく丁寧にサポートいたします。あなたのニーズや目標に合わせたカスタマイズされた指導を通じて、自信を持って作業に取り組むことができるようお手伝いいたします。

また、フォレストリー・ラボでは、伐木などの業務特別教育と刈り払い機の取り扱い安全衛生教育も提供しており、これらの教育を修了された方には修了証をお渡ししています。この学んだ知識や技術は、本業としても、副業としても有効に活用できます。

さらに、基本技術から応用へ中級者のための超実践的林業実践講座として、「フォレストリー・ラボ 中級」では初級で得た知識と技術を応用し、さらに難しい技術を実践していきます。チェンソーのキャブレターの分解・清掃、昇柱器と使った木登り、大径木の伐木など本業として使える技術を習得できます。また、里山資源を活用できるように軽トラックが入れる幅の作業道開設の基本をお教えします。

また、フォレストリー・ラボ 中級の中で小型車両系建設機械の安全衛生教育行い、受講された方には修了書をお渡ししますのでここで学んでいたことを本業としても副業としても活用していただけます。

見学したい方は、お気軽にお問い合わせください。


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