小型油圧ショベルを実際に操作して学ぶ――フォレストリー・ラボ中級「小型車両系建設機械特別教育」2日目


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8月2日のフォレストリー・ラボ中は「小型車両系建設機械特別教育」の2日目を、鳳台院を会場に開催しました。

午前は実際の小型ドラグショベルを使った実技講習

2日目の午前は、小型ドラグショベルを使用した実技教育からスタートしました。

機械に乗り込んで操作することで、前回の学習で身につけた知識を実際の機械操作につなげていきます。

小型ドラグショベルは、走行装置と作業装置をそれぞれ操作しながら作業を行う機械です。

そのため、単純に「レバーを動かせば機械が動く」というものではありません。

操作する人が、

  • 機械がどの方向へ動くのか
  • 作業装置がどのように動くのか
  • 機体の周囲に人や障害物がないか
  • 旋回した際にどこまで機械が動くのか
  • 安全に作業できる位置に機械があるか

といったことを常に確認しながら操作する必要があります。

基本的な走行操作を確認

実技では、まず小型ドラグショベルの基本的な走行操作を確認しました。

前進・後退を行いながら、左右のクローラを操作して機体を移動させます。

一般的な自動車とは違い、小型ドラグショベルは左右のクローラをそれぞれ操作することで方向転換を行います。

そのため、レバーの操作量と機体の動きを把握することが重要です。

実際に操作してみることで、参加者は機械の動きや速度感覚を体感しながら、少しずつ操作に慣れていきました。

旋回操作を身につける

小型ドラグショベルを操作するうえで重要なのが、上部旋回体の操作です。

小型ドラグショベルは、走行装置を動かさなくても上部を旋回させることで作業方向を変えることができます。

しかし、旋回時には運転席から見えにくい場所が生じるため、周囲の確認が非常に重要になります。

旋回する前に周囲を確認し、作業装置や機体が動く範囲を意識しながら操作することを繰り返し練習しました。

「機械を動かす」ことだけでなく、「安全を確認してから機械を動かす」という基本動作を身につけることが実技講習の大きな目的です。

狭い場所での方向転換

林業や里山整備の現場では、広い場所ばかりで機械を使用できるとは限りません。

作業道や林内などでは、機械を方向転換させるためのスペースが限られていることもあります。

そこで、実技では限られたスペースの中で機体の向きを変える操作も確認しました。

左右のクローラを適切に操作しながら機体を方向転換させ、周囲の状況を確認しながら慎重に移動します。

狭い場所では、少しの操作ミスが障害物への接触につながる可能性があります。

そのため、急いで操作するのではなく、機械の動きを確認しながら一つひとつの操作を行うことが重要です。

作業装置の操作

走行操作だけでなく、小型ドラグショベルの本来の役割である作業装置の操作についても実践しました。

ブーム、アーム、バケットなどを操作し、それぞれの動きと操作レバーの関係を確認します。

作業装置は複数の動きを組み合わせて操作するため、最初はそれぞれの動きを確認しながら、徐々に複数の操作を組み合わせていきます。

こうした練習を通じて、機械の動きを予測しながら操作する感覚を身につけていきます。

「機械を見る」のではなく「機械の周囲を見る」

実技講習で特に重要なのが、周囲の安全確認です。

小型ドラグショベルを操作していると、どうしてもバケットやアームなど、自分が動かしている作業装置に意識が集中しがちです。

しかし、実際の現場では、作業装置だけでなく機体全体の動きを把握する必要があります。

特に旋回時には、機体後方や側面などに死角が生じます。

そのため、

「これからどこが動くのか」
「動いた先に人や障害物はないか」

を常に考えながら操作することが、安全な機械作業につながります。

午後は学科講習

午前の実技講習を終え、午後からは会場を移して学科講習を行いました。

学科では、小型車両系建設機械を安全に運転するために必要な知識を改めて確認しました。

小型車両系建設機械の特別教育では、学科教育として、走行に関する装置の構造・取扱い、作業装置の構造・取扱い・作業方法、運転に必要な一般的事項、関係法令などを学びます。

機械の構造と取扱い

小型ドラグショベルを安全に操作するためには、操作方法だけではなく、機械そのものを理解することが必要です。

走行装置や油圧装置、作業装置など、それぞれの役割や取扱い方法について学びました。

実技で実際に機械を操作した後に学科を行うことで、「この装置は実際の機械ではこう動いていた」という具体的なイメージを持ちながら学習することができます。

作業方法と安全な運転について学ぶ

学科では、小型ドラグショベルを使用した一般的な作業方法についても確認しました。

機械の能力だけを考えて作業するのではなく、地盤の状態や周囲の環境、作業スペースなどを考慮して、安全な作業方法を選択することが重要です。

また、運転前の点検や作業中の安全確認についても確認しました。

実際の現場では、機械の異常や周囲の状況の変化を早期に発見し、必要に応じて作業を中止する判断も重要になります。

安全確認と合図

小型ドラグショベルによる作業では、運転者だけでなく、周囲で作業する人との連携も重要です。

特に運転席から確認しにくい場所では、誘導者との合図やコミュニケーションが安全確保につながります。

実技と学科の両方を通して、

「確認する」
「合図する」
「待つ」
「安全を確認してから動かす」

という基本的な考え方を大切にしました。

すべての講習を終えて修了証を交付

午後の学科講習を終えると、今回の小型車両系建設機械特別教育に必要な講習課程がすべて終了しました。

全課程を修了した参加者には、修了証をお渡ししました。

修了証を手にした参加者の皆さんにとって、今回の講習は単に資格・修了証を取得するためだけのものではありません。

実際に小型油圧ショベルを操作し、その危険性や機械の特性を体験したうえで、安全に作業するための知識を学んだことが、今後の現場で大きな意味を持ちます。

実際に「乗って学ぶ」ことの大切さ

今回の講習では、午前中に実際の機械を操作し、午後から学科で知識を整理するという流れで学習しました。

実際に機械を操作してから学科を受けることで、教科書に書かれている内容を、実際の現場や機械の動きと結びつけて理解することができます。

小型ドラグショベルは、林業や里山整備において非常に便利な機械です。

一方で、その大きさや重量、作業装置の動き、死角などを正しく理解せずに操作すれば、重大な事故につながる可能性があります。

だからこそ、機械の操作技術だけではなく、「安全に機械を使うための知識と判断力」を身につけることが重要です。

まとめ

フォレストリー・ラボ中級「小型車両系建設機械特別教育」2日目は、午前中に小型ドラグショベルを使った実技講習、午後から学科講習を行いました。

実技では、基本的な走行、方向転換、旋回、作業装置の操作などを実際の機械を使って学びました。

そして午後の学科では、機械の構造や取扱い、作業方法、運転に必要な知識、安全管理などについて学習しました。

すべての講習を終えた参加者には修了証を交付し、今回の特別教育を無事に修了しました。

今回の経験をこれからの林業や里山整備の現場で活かし、「機械を使える人」から「安全に機械を使える人」へ。

フォレストリー・ラボでは、実際のフィールドでの体験と座学を組み合わせながら、安全な林業・里山整備を支える技術と知識を身につける学びを続けていきます。

次回のラボ中級は8月2日です。

フォレストリー・ラボは、あなたにぴったりのチェンソーや刈り払い機の選び方から始めて、使い方やメンテナンス方法、安全な取り扱い方法、効果的な作業手順など、必要な知識と技術を一から丁寧に教えます。特に、危険性のある作業だからこそ、安全で確実な技術を身につけることを重視しています。

初めてチェンソーや刈り払い機を使う女性の方でも、安心して木の切断作業を行えるよう、分かりやすく丁寧にサポートいたします。あなたのニーズや目標に合わせたカスタマイズされた指導を通じて、自信を持って作業に取り組むことができるようお手伝いいたします。

また、フォレストリー・ラボでは、伐木などの業務特別教育と刈り払い機の取り扱い安全衛生教育も提供しており、これらの教育を修了された方には修了証をお渡ししています。この学んだ知識や技術は、本業としても、副業としても有効に活用できます。

さらに、基本技術から応用へ中級者のための超実践的林業実践講座として、「フォレストリー・ラボ 中級」では初級で得た知識と技術を応用し、さらに難しい技術を実践していきます。チェンソーのキャブレターの分解・清掃、昇柱器と使った木登り、大径木の伐木など本業として使える技術を習得できます。また、里山資源を活用できるように軽トラックが入れる幅の作業道開設の基本をお教えします。

また、フォレストリー・ラボ 中級の中で小型車両系建設機械の安全衛生教育行い、受講された方には修了書をお渡ししますのでここで学んでいたことを本業としても副業としても活用していただけます。

見学したい方は、お気軽にお問い合わせください。


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