都市林業の要「吊るし切り」技術を安全に体験


11月3日にフォレストリーラボ中級が開催されました。

この日のラボでは、林業で使われる特殊伐採やロープワークの技術を活かして、独自のリギング(吊るし切り)の方法を実践しました。具体的には、木の上部から順に枝を切り落とし、安全に木を部分的に取り除いていく方法を学びました。

特殊伐採とは、周りの建物などをできるだけ傷つけずに、倒木リスクがある高木や巨木を根元から倒さずに伐採することです。 その中でも吊るし切り伐採は、安全と効率を両立させた伐採方法で、特に安全が重要視される現場で広く活用されています。

吊るし切り伐採は、安全性が高い伐採方法で、特に都市部や住宅が密集したエリアで役立ちます。通常の伐採では、木を地面に倒すため、倒れる方向が予期できないと周囲の建物やインフラにダメージを与えるリスクがあります。しかし、吊るし切り伐採では、木を少しずつ切り分けて吊り上げることで、木をそのまま倒さずに安全に処理できます。これにより、周囲への影響を最小限に抑えながら作業が進められます。

この方法では、作業者は常に木の状態を監視しながら進めるため、予期せぬ状況に対処しやすく、安全性が高まります。また、木を一部ずつ吊り上げて処理するため、作業者が高所作業をする際には安全帯やハーネスを使い、墜落や転倒のリスクを減らします。

吊るし切り伐採は、木の健康状態や構造を理解し、周囲の環境も考慮した綿密な計画に基づいて行われます。作業前に詳細な調査を行い、適切な切り分け方法と吊り上げ手順を設計します。これにより、予期せぬ事故やトラブルを未然に防ぐことができ、安全を最優先に作業を進められます。

使用する道具や機材も、安全性を重視して定期的に点検・整備されます。これにより、機材の故障や誤作動による事故を防ぎます。また、伐採後に細かく分解された木材は、運びやすく再利用もしやすいため、環境にも優しい方法です。

吊るし切り伐採は、安全と効率を両立させた伐採方法で、特に安全が重要視される現場で広く活用されています。

今回は先月、木のてっぺんまで枝を取り除いていたので、梢(こずえ)の先端から少しずつ木を輪切りにしながら、安全に吊るし切りを行いました。

受講生の安全を十分に確保したうえで、できるだけ実際に吊るし切りを体験してもらいました。

初めての体験でしたが、皆さん慎重に確実に作業を進め、安全に終えることができました。

次回のラボは11月3日を予定しています。

次回のラボ中級の内容はフォレストリー・ラボ中級カリキュラムの

7.作業道の選定とドラグシャベルの操作 立地条件による作業道選定の仕方・ドラグシャベルの操作の基本、重機の点検、注意点

8.作業道開設の基本技術 半切り半盛り技術

を行う予定です。

フォレストリー・ラボでは、あなたにぴったりのチェンソーや刈り払い機の選び方から始めて、使い方やメンテナンス方法、安全な取り扱い方法、効果的な作業手順など、必要な知識と技術を一から丁寧に教えます。特に、危険性のある作業だからこそ、安全で確実な技術を身につけることを重視しています。

初めてチェンソーや刈り払い機を使う女性の方でも、安心して木の切断作業を行えるよう、分かりやすく丁寧にサポートいたします。あなたのニーズや目標に合わせたカスタマイズされた指導を通じて、自信を持って作業に取り組むことができるようお手伝いいたします。

また、フォレストリー・ラボでは、伐木などの業務特別教育と刈り払い機の取り扱い安全衛生教育も提供しており、これらの教育を修了された方には修了証をお渡ししています。この学んだ知識や技術は、本業としても、副業としても有効に活用できます。

さらに、基本技術から応用へ中級者のための超実践的林業実践講座として、「フォレストリー・ラボ 中級」では初級で得た知識と技術を応用し、さらに難しい技術を実践していきます。チェンソーのキャブレターの分解・清掃、昇柱器と使った木登り、大径木の伐木など本業として使える技術を習得できます。また、里山資源を活用できるように軽トラックが入れる幅の作業道開設の基本をお教えします。

また、フォレストリー・ラボ 中級の中で小型車両系建設機械の安全衛生教育行い、受講された方には修了書をお渡ししますのでここで学んでいたことを本業としても副業としても活用していただけます。

見学は無料です。見学したい方は、お気軽にお問い合わせください。


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