12月17日にフォレストリー・ラボ初級が開催されました


この日にラボの内容は北欧スタイルの伐倒技術の「オープンフェースノッチ」という伐木方法を実践しました

木を切り倒す伐木作業は、正しい手順で行わないと伐倒方向が確定せず、非常に危険です。伐倒方向を安全にコントロールするためには、正確な伐採手順を知っておくことが不可欠です。

まず、狙った方向に木を伐倒するためには、「受け口」を作成していきます。オープンフェースノッチの受け口は、くの字のような形をした切り込みで、これが伐倒方向を定める重要な工程です。

具体的な手順として、伐倒したい方向に向かって、幹の直径の1/3~1/4の深さまで地面と水平に切り込みを入れます。水平な切り込みが完成したら、その上から60度から90度くらいの角度をつけて、くの字になるように斜めに切り進めます。

この時、下切りと斜め切りが一致していないと、ツルが弱くなり伐倒方向が変わる可能性があるため、危険です。下切りと斜め切りは必ず一致させる必要があります。一致していないと、ツルが効かなくなり、思わぬ方向に木が倒れたり元が外れる危険性が高まります。

受け口が完成したら、次は追い口の切り込みを作成していきます。追い口は、受け口の反対側から水平に一直線の切り込みを入れる作業です。オープンフェースノッチの場合、受け口の真横にある下切り部分を基準にして、会合線の高さと同じ位置に切り込みを入れていきます。

オープンフェースノッチの特徴は、受口が角度が大きく、追口の高さが低いことです。受口の角度が大きいと、伐倒木が大きく傾くまで受口がふさがりません。受口がふさがると、木が引き抜かれてちぎれる可能性があるため、角度が大きい受口を設けることで、木の傾きが進むまで安全に作業できます。この設計により、ツルによる伐倒方向のコントロールがより効果的に行え、作業が安全に進むと言えます。

追口の高さが低い場合の利点としては、年輪の影響によるツルの幅のわかりやすさが判断しやすい点です

追口の高さが低い場合、木の年輪の影響を受けにくくなります。実際の伐倒作業では、木が年輪に沿って裂けることがあり、これが予定したツルの幅を確保できない原因となります。特に根張りの大きな木では年輪の傾きも大きいため、低い追口は判断ミスを防ぐ上で有益です。低い追口の設定により、年輪による裂けの影響を最小限に抑え、予定通りのツル幅を確実に確保できると言えます。

具体的なオープンフェースノッチの特徴は

受け口の角度を70°〜90°くらいの広角にします

追い口は会合線の高さと一致させる。

そうすることで受け口の会合線を視認しやすくなります。また受口角度を広く設定すると、伐倒木がより大きく傾くまで受口が開いたままになります。この状態では受口が早くふさがることがありません。受口が早くふさがると、ツルが引き抜かれてちぎれる危険性が高まります。そのため、大きな角度の受口を設けることで、ツルの破壊を遅らせることが可能です。これにより、ツルによる伐倒方向のコントロールがより長く続き、作業がより安全になります。同時に、追い口を会合線と調整することで、年輪の影響を最小限に抑え、ツルの幅を正確に設定しやすくなります。さらに、立木が伐倒する際に受け口が遅く閉じるため、ツルの破断が遅れ、木が倒れる方向がより安定します。

ただし、追口が低い場合、ツルが追口側から上方向へ裂けるリスクが増えます。オープンフェースノッチは、低い追口高さと同時に広い受口角度の鋸断を使用する必要があります。

また「クサビ」を用いた伐木方法もお教えしました

「クサビ」とは木の重心を、倒したい方向へ移動させる道具です。

使い方は、追い口の切れ込みに差して、ハンマーで少しずつ打ち込んで、徐々に木を傾けていきます。

伐木をする際のクサビの使い方は基本的に2本セットで使います。

小径木でクサビを使用する際は、動画のように追い口を2回に分けて切り込んでいき、半分ずつクサビを入れていくとスムーズに作業できます

次回のラボは1月の21日を予定しています

あなたにぴったりのチェンソーや刈り払い機の選び方から始めて、使い方やメンテナンス方法、安全な取り扱い方法、効果的な作業手順など、必要な知識と技術を一から丁寧に教えます。特に、危険性のある作業だからこそ、安全で確実な技術を身につけることを重視しています

初めてチェンソーや刈り払い機を使う女性の方でも、安心して木の切断作業を行えるよう、分かりやすく丁寧にサポートいたします。あなたのニーズや目標に合わせたカスタマイズされた指導を通じて、自信を持って作業に取り組むことができるようお手伝いいたします

また、フォレストリー・ラボでは、伐木などの業務特別教育と刈り払い機の取り扱い安全衛生教育も提供しており、これらの教育を修了された方には修了証をお渡ししています。この学んだ知識や技術は、本業としても、副業としても有効に活用できます。

さらに、基本技術から応用へ中級者のための超実践的林業実践講座として、「フォレストリー・ラボ 中級」では初級で得た知識と技術を応用し、さらに難しい技術を実践していきます。チェンソーのキャブレターの分解・清掃、昇柱器と使った木登り、大径木の伐木など本業として使える技術を習得できます。また、里山資源を活用できるように軽トラックが入れる幅の作業道開設の基本をお教えします。

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